pip 9.x以降に更新すると pip list
コマンドで警告が出るようになる。
これを抑止するには、システムワイドまたはユーザー毎に pip.conf
ファイルを置いてlist formatを指定することで解決する。
しかし、ユーザー毎の設定は、Unix系OSとmacOSとで、それぞれファイルを置く場所が異なるため、管理が煩雑になり面倒である。
$HOME/.config/pip/pip.conf
$HOME/Library/Application Support/pip/pip.conf
pip User Guideに書かれているが、環境変数 PIP_CONFIG_FILE
で設定ファイルの場所を指定しておけば、どのOSでも同じ場所の設定ファイルを見に行くようになる。
例えば、メインシェルの設定ファイルで次のように環境変数で場所を定義すれば良い。
export PIP_CONFIG_FILE="${HOME}/.pip.conf"
これで、自分で定義した場所に設定ファイルを置いておけば、Unix/Linux OSの時もmacOSの時も pip list
コマンドで同じ設定が効くようになる。
$ cat ${HOME}/.pip.conf
format = columns
$ pip list
Package Version
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apipkg 1.4
asn1crypto 0.22.0
bcrypt 3.1.3
blinker 1.4